第 80 回 日本循環器学会学術集会

JCS2016
開催日: 2016 年3 月18 日 ~ 3 月20 日

[ 仙台発 ] 今年、仙台国際センターにて開催された日本循環器学会学術集会(JCS)には、全国から2万人もの心臓専門医の方々が集まられました。本年度は「日本の循環器病学の過去・現在・未来 ―東日本大震災復興 5 周年―」のテーマのもと、会長である東北大学大学院医学系研究科の下川宏明教授によって、3日間に渡る集会の開会が宣言されました。

イタマー・メディカル・ジャパンにとって、今年のJCS は、まさにその成果を発揮する絶好のタイミングであったと言えるでしょう。日循80周年にあたる今年、イタマー・メディカル・ジャパン (IMJ) は、日本光電のブースの隣りに、初めて独立したブースを出展。ブースでの熱気は、3日間に渡って続きました。その間、我々のチームは、1次予防、2次予防の観点から細血管障害の重要性に注目する先生方、研究者、技術者、そして学生の皆さんに対し、EndoPAT™独自の臨床的利点をプレゼンテーションしてまいりました。

3 月 19 日 に は、「Endothelial Dysfunction inSmall Vessels Disease」というタイトルのもと、臨床医そして大学の研究者の方々をお招きして、ランチョンセミナーを共催させていだきました。

このセミナーでは、血管内皮機能の第一人者であり、サンフランシスコ総合病院で循環器内科主任教授を務める著名な Peter Ganz 教授と、大阪大学の保健センター長である瀧原圭子先生を座長に迎えて、細小血管障害の最新の症例に関する 2 つの講演が行われました。ひとつは米国 Mayo Clinicの心臓血管外来を担当される Amir Lerman 教授による講演で、「更年期女性の細小血管障害の早期発見」の重要性に関する最新の知見をお話しいただきました。また、もうひとつの講演は、医療法人社団陣内会 陣内病院糖尿病治療センター 循環器内科部長の杉山正悟先生による「糖尿病、ハイリスク患者における血管内皮機能評価」で、日本の患者様から収集した最新のデータが披露されました。

どちらの講演においても、患者様の予後予測においてEndoPAT®の重要性を示す EndoPAT®データと共に、如何にEndoPAT®が患者様の管理において重要な5 役割を果たすのか、その詳細が披露されました。

今回の学会集会への参加に関して、イタマー・メディカル・ジャパンのイラ・プリガット社長は、「我々イタマー・メディカル・ジャパンは、この学会集会で行われた様々なイベントや講演を包みこむ皆様の熱気と情熱を、非常に喜ばしく思います。私どもが共催させて頂いたランチョンセミナーは、日本そして米国の第一人者のお二人をお招きし、幅広い医学的見地から捉えた細小血管障害をめぐる最新の評価を発表していただけた素晴らしい機会ではなかったでしょうか。集会内のブースにおいては、何百人もの方々に、初めて EndoPAT®に接していただきました。また、同時にこのブースには、日本に6おける EndoPAT®ユーザーの方々も多く訪れていただきました。ユーザーの方々の臨床経験、そしてEndoPAT®への厚い信頼をお聞きすることができたのは、私どもにとっても非常に喜ばしいことです」とコメントしました。

さらに「最後とはなりますが、イタマー・メディカル会長、Dr. Giora Yaron 氏、イタマー・メディカル CEO、Gilad Glick 氏、そしてイタマー・メディカル主任研究員のDr.Koby Sheffy氏から、IMJ の活動を通じた日本におけるイタマー・メディカル地位強化のため、これからもたゆまぬ支援を約束いただけたことに感謝いたします」と語りました。